伝統芸能「歌舞伎」鑑賞会 第7回 開催報告

2023年7月15日(土)に7回目となる伝統芸能「歌舞伎」鑑賞会を開催いたしました。

本来は100名様の募集でしたが、大変多くのご応募をいただき、国立劇場との交渉の結果として125名の参加が可能となりました。

 

最初に「歌舞伎の楽しみ」と題し、東京国立劇場芸能情報館3階のセミナー室にて午前9時40分頃から始まりました。

 

当鑑賞会ではお馴染みの日本俳優協会相談役  浅原 恒男さん、そしてお楽しみゲストとして当日の公演に出演なさる中村 梅花さんがお越しくださり、様々な歌舞伎のお話をしていただきました。

当初の予定では中村  梅花さんは出演の準備のため、午前10時5分頃に退室することになっていました。しかし、午前10時10分を過ぎても御二方の話は止まることなく、結局は終了時間の午前10時30分の最後までお二人で楽しいお話を披露していただきました。

 

次に国立劇場内に移動し、澤村 宗之助さんによる解説「歌舞伎のみかた」、そして中村 芝翫さん、中村 梅花さんらによる「双蝶々曲輪日記 ー引窓ー」の公演が行われました。

つい先ほどまで冗談も交えて楽しくお話をしてくださった中村 梅花さんは、母お幸役として見た目や仕草は完璧におばあさんとなっており、声も高齢の女性のそれとなり、その変化ぶりには感嘆せずにいられませんでした。そして公演の準備時間が短くなってしまった影響が全く見られなかったことにホッとするとともに、プロの技能の凄さを感じました。

 

名作を楽しんだ後は国立劇場内の食事処「十八番(おはこ)」に移動し食事を楽しみました。

今回でここ十八番での食事も最後ということもあり、今回のメニューは特別にご配慮いただき、料理長が腕を振るって用意してくださった大変豪華な内容となっており、とても美味しく堪能しました。

 

ご参加くださった多くの方々、楽しいお話を披露してくださった浅原 恒男さん、中村 梅花さん、各施設のご担当者様、そしてこの開催について後援・協賛くださいました団体・企業の皆様に深く感謝を申し上げます。

 

現在の国立劇場はこの秋に閉場し6年間におよぶ改築工事が始まります。そのため「歌舞伎」鑑賞会としてはしばらくお休みをいただきますが、よこすか市民会議では伝統芸能文化を楽しむためのイベントを引き続き検討する予定です。開催の際にはぜひご参加をご検討ください。

 

スタッフによる受付の準備中

受付の様子

一杯となった開催前の会場

開催責任者による事前説明


よこすか市民会議代表による

開催の挨拶

講師紹介

浅原 恒男さん(右)

中村 梅花さん(中央)

開催中の様子

中村梅花さん(右)

浅原 恒男さん(左)

よこすか市民会議スタッフ

終了後の記念撮影